114月

壁体内(内部)結露

今日はメートル法公布記念日!

 こんにちは、松島克幸です。 
今日4月11日は「メートル法公布記念日」だそうです。 103年前は1921年の今日、尺貫法を廃止し、長さと質量の単位が国際的な基準の「m(メートル)「㎏(キログラム)」へと変更となった日です。

とは言え、建築業界ではいまだに「寸・尺(すん・しゃく)」が使われています。 建築の一般的なモジュールは910mmと、合板の寸法も「910×1820mm」が一般的であり、3尺=910mmなのですが、正確には1尺=303mmなので、3尺は909mmです。

これが長いスパンになると9100mmと9090mmとで、10mmの誤差が生じてしまいますので、基盤となる基礎や構造材刻みにおいては、910mmモジュールでの統一となっています。

 

さて、日本のプロ野球も開幕から10日程経ちましたが、ヤクルトスワローズは投打において戦力アップが見られないので、今シーズンも苦戦しそうですね!

そして、前橋のお住まいも最後の仕上げとなり、設備器具が設置となってきました

 トイレの手洗いは、エッセンス(伊吹物産)のオーバーカウンター型手洗器「Mラウンド」


  

 壁体内(内部)結露!

「内部結露」「壁体内結露」のワードで検索すると、トップに表示されるのが旭化成の内部結露に関するページで、
【「内部結露」は室内の暖かい空気が壁(断熱材)の内部に侵入し、水蒸気を含むことができる限界の温度を下回った場所で発生します。 この状態が長引くと、柱や土台を腐らせる原因となります。 柱や土台が腐ってしまっては、建物に必要な強度が失われてしまい、これでは大きな地震がくると、ひとたまりもありません。】
とあります。

内部結露も室内のガラスに発生する結露も、結露が発生するメカニズムは同じで、温度差と湿度の関係から露点に達すると結露が起こる訳です。

 結露発生のメカニズムは → 「結露はなぜ起こる?」(1年前のブログ記事)

 

 ↑ 旭化成建材の「柱や土台を腐られる内部結露」より

そんな怖い内部結露の抑止対策として取られたのが「外壁通気層の設置」です。

 外壁通気層のデメリットは?

この外壁通気層が取られたことにより、内部露結露による壁体内腐朽のリスクは大きく軽減された訳ですが、通気層は外気なので結露の発生を食い止めた訳ではなく「結露しても水蒸気を溜め込まないで外に排出している」のが実状です。

また、何度も言いますが通気層は外気なので、断熱材の外気(通気層)側は熱を奪われているため、断熱材の性能値以上の役割は果たせていないのです。

 外張り断熱との付加断熱では?

その点において、私どもの行っているEPSボードによる外張り断熱では、通気層を取らずにいるので、壁体内の外壁側は断熱が介されているため、結露そのものの発生が起こり難い状態となっています。

そして壁体内の断熱材は、断熱材の性能値を十分発揮することができ、断熱効果も高めています。

  EPSボード断熱材は湿気を溜めない!

外張りとして断熱材を介しているから壁体内に絶対結露は起こらいないとは言えませんので、外張り断熱の内部側に通気層を設けてしまうと、外張りした断熱材としてのカウントができません。

でも、EPSボードは下の表にある通り、透湿抵抗が小さいので万が一の水蒸気も外に排出しやすい構造となっています。

StoJapa YouTubeチャンネルもどうぞ → 【外断熱工法紹介】
透湿テスターを使用した空気の流れを動画で見る事ができます。

 

最後まで当ブログをお読みになって頂きありがとうございます。

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Posted in 工務店ブログ!ちょっとオシャレで贅沢な木の家づくり

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