杉・檜など木材・無垢板について FAQ杉・檜など木材・無垢板に関するよくあるご質問と回答を載せました。
「杉や檜などの地場の木材、無垢板等について知りたいのですが?」といった、ご質問と回答。
ここでは、松島匠建で活用している木材・無垢板など素材の性質や、製品としての取り扱い方・付き合い方等、木材についての疑問・質問をまとめました。
Q.木材の含水率は、重要なことなのでしょうか?
A.
木材は乾燥していく段階で、反り・ねじれなどの歪みが出てしまい、含水率12%程度で、木が安定します。
その「反りやねじれ」は木の材種によっても違いがあるし、同じ材種でもクセのある木とない木があり、 特に松類は「旋回木理(らせんもくり)」といって、木が捻れながら育っていくので、歪みが大です。
それから乾燥方法についてですが、大別すると人工乾燥と天然乾燥があります。
天然乾燥はエネルギー消費がすくなく、木に無理のない最も自然な乾燥方法ですが、長い時間と広い場所が必要なため、行っているところは少ないようです。
人工乾燥は今や色々な方法がありますが、「高温蒸気乾燥」が多いようです。
この方法は短時間で仕上がり、クラック(ひび割れ)が少ないのですが、木の色が茶色くなり内部割れをおこします。
そして、木が硬くなる反面、粘りがなくなるようです。「木」は本来生きた素材であるから、温度・湿度・季節など環境の変化と共に動いて、木の特性を発揮しているものです。
その動くことが許容できない方は、木でありながら動かない、ラッピングしてあるような木を使い、感覚だけ満足することですね。
Q.無垢板の床は、割れる・反る・隙間が開く、きしむなどがあると言いますが?
A.
確かにご質問の問題は生きている素材ですので、気候の変化と共に収縮して隙間や反(そ)りが発生します。
そんな中でもそれらの問題を最小限に抑えるために、製材品の段階にて、あらかじめ十分に乾燥して、割れや反りを出してしまい乾燥収縮させた後に、木材を床材などに加工して使うようにしています。
乾燥が十分だからといって、問題が皆無になるわけではないのですが、、それらの欠点を上回る無垢板の利点(呼吸する・温かい・目、耳、身体に優しいなど)をご理解して、木の良さを認識して下さるよう、努力しています。
そして、私どもが言わずとも、木の特性を認識し、木の良さを感じる方が増えています。
Q.節(ふし)の多い木は弱いと聞きましたが、どうなんでしょうか?
A.
確かに大きな節などはその部分が欠点になる場合もあり,梁の中ほどの下側等、力のかかる部分の大きな節などは問題になります。
しかし、木の枝の部分が節ですので、木には節があって当たり前なのです。
一般的には、普通の節は構造材として問題ない場合が多く「節のある木をどこにどう使うか」ということの方が問われます。
また、節には「生き節」と「死に節」があり、木として成長している段階で枝が枯れて木に残ったままでいると「死に節」となり、板材などにした場合その「死に節」部分は空洞となってしまいます。
Q.杉を梁や桁などの横架材に使って大丈夫ですか?
A.
杉は、松やヒノキなどに比べると軟らかくて「たわみ」が大きいです。
しかし粘りが強いので「たわむ」のですが折れにくく、曲げ強度はベイマツに勝るともいわれます。
強度的には問題ないのですが、「たわみ」を抑えるために、梁背(はりせい)を一回り(3cm)ほど大きなものを使うことが多いです。
また単に「杉」といっても、育つ場所や地域によって、質も大きな違いがあらわれるものです。
温暖な地域の杉は育ちが早く、年輪も疎荒となりますが、私どもの地域は標高500~700mで地質にも恵まれた、杉の生育に最適な地域で、良質な木材の産地であります。
その中でも「よりすぐり」の木材を使用しています。
関連サイト
・天然乾燥の木材供給、良質な杉・檜 (サイト内)
・スローウッド~長い年月をかけて育った木材 (サイト内)
・杉はベイマツより強い (サイト内)
・樹種詳細 スギ (森林の見える木材ガイドより)
・樹種詳細 ヒノキ (森林の見える木材ガイドより)






